衛生観念が違う母との生活がつらい。やや潔癖な私のストレス対処法は?

  • 家族のことを不潔に思えて仕方がない
  • 実家が汚くてストレスになっている

このような悩みを抱える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私は自分のことを潔癖ぎみだと思っています。きれい好き以上・潔癖症未満の、潔癖症でも軽度な「やや潔癖」くらいのレベルです。そして、80歳の母と二人暮らしなのですが、衛生観念が合わずストレスを抱えています。

母は、片付けられない・物を捨てられない・不衛生…。元々、整理整頓は苦手な人でしたが、毎日床を雑巾がけしていたり、毎日タオルを頻繁に取り替えたり、若い頃はきれい好きな面もあったのですが、2年くらい前から家の中が散らかり始め、今では汚い部屋にいても全く気にしていないようです…。

本記事では、衛生観念が低い母の行動パターンや、やや潔癖な私がどうしても我慢できないことなど体験談を交えながら、同居ストレスを減らすために実践していることを紹介していきます。

きれい好きと潔癖症の違いは?

きれい好きな人や神経質な人のことを潔癖症と言ったりすることがよくあると思いますが、実際には「きれい好き=潔癖症」ではなく、意味は大きく違います

清潔でなかったり、整理されていなかったりする現状に遭遇した時、キレイ好きは「きれいにしよう!」と思って実行するでしょう。それに対して、潔癖症は清潔でないこと、整理されていないことが許せないのです。その違いが感情に現れます。キレイ好きは掃除や整頓が好きで、キレイになることが楽しいのですが、潔癖症はキレイでないことが嫌いで不愉快で、耐えがたいのです。キレイでない場の肯定と否定という対照的な態度があります。

【カンゴワークス】「キレイ好き」と「潔癖症」その違いは?

私は、清潔でなかったり、整理されていなかったりする現状に遭遇した時、不愉快・耐えがたい・ストレスといったネガティブな気持ちになることが多いので、どちらかと言えば「潔癖症」のほうになるかなと思っています。
掃除や片付けはするほうだと思うのですが決して好きなわけではありません。自宅であれば自室、職場であればデスク周りなど自分のエリアが汚くてモヤモヤした気分になるのが嫌なので、目に入らない場所に物を隠したり…仕方なく片付けているような感じです。

潔癖症の特徴は?

潔癖症の代表的な特徴をご紹介します。

  1. 電車のつり革が掴めない
  2. 自宅以外のトイレを使いたくない
  3. 帰宅したらすぐ風呂に入りたい
  4. 一日に何度も石鹸で手を洗ってしまう
  5. 一度使ったタオルをすぐに洗濯しようとする

私の場合ですが…

  1. 人差し指一本で掴みます。
  2. 自宅以外は座る前に便座をトイレットペーパーで拭いてから使います。
  3. 風呂に入るのが面倒くさいと思うほうなので、そう思ったことはないです。
  4. 手を洗う頻度は高めですが、石鹸を使うのは外出から戻ったときだけでそれ以外は使いません。水洗いだけで気がすみます。
  5. バスタオルなどは3日間くらい使い続けられます。

ほかには、外出先で地面や床にカバンを直に置きたくない、風呂に入ってパジャマに着替えないとベッドに入りたくない(でもパジャマは一週間洗わなくても平気)などありますが、他人が触れるものに対しては比較的我慢できるほうなので、潔癖症といっても軽度な「やや潔癖」くらいのレベルだと思っています。

やや潔癖な私がどうしても我慢できないこと

潔癖症といってもタイプはいろいろで、平気なこと・許せること・どうしても我慢できないことは人それぞれ異なります。

私がかなり苦手なのは、他人と料理や鍋をつつき合ったり、まわし飲みをすることです。
「一口ちょうだい」「これすごくおいしいから食べてみて~」などと言って私のドリンクを奪って勝手に飲んだり、食べかけの皿を私に差し出して半ば強引に食べさせようとする友人、本当にやめて欲しい…。
また、会話しながらの食事は避けたいです。料理につばがかかるんじゃないかと気になってしかたがないので…。パン屋に並んでいる個装されていないむき出しのパンも買う気がしません。

このように、私はつばや鼻水など体内からの分泌物系のことがかなり苦手で嫌悪感があります。どうしても我慢できません。自分のつばや鼻水も汚いと思っているくらいです。手についたらすぐ洗いますし、居眠りしてよだれが服についたら除菌スプレーをかけまくるほどです。

衛生観念が低い母の行動パターン

母は物を捨てられない人です。収納場所が多い家なので捨てずに置いておけるせいもありますが、我が家にはしまい込んだまま長年放置されているものが山のようにあります。何年も前に買った未使用の日用品、壊れた家電、この先絶対に着ないであろう母の洋服、お菓子の空箱、惣菜の容器、ジャムの瓶などなど、私にしてみればガラクタ同然の品々が家中に溢れているし、雑誌やチラシなども床に散らばっています。
元々、整理整頓は苦手な人でしたが、高齢になり体も動かしにくくなったせいもあってなのか年々ひどくなっています。

冷蔵庫の中もぐちゃぐちゃです。たくさんものが詰まっていて、何があって何がないのか把握できないほどです。使いきれないほどの食材を買っては腐らせたり賞味期限が切れたりするのですが、腐ったものも捨てたがらずそのまま入れっぱなしになっていることもよくあります。
ドレッシング、ソース、醤油、マヨネーズなどは次から次へと買い足して使いかけのものがどんどん増えていくので、不安になったりもします。冷蔵庫を開けるのが憂鬱です。

そして、私がどうしても我慢できないことは…

  • 食器棚から皿を取り出しながら咳をする。
  • 料理を使用中の箸でつつきまわす。とりわけ用の箸を用意しているのに
  • 使用中の箸の口を付けているほうを握り、その手でソースやドレッシングのボトルをべたべた触る。冷蔵庫も触る。
  • 鼻水が垂れていることに気づいていない。床に垂れた跡がある。
  • 鼻噛んだティッシュを落としたまま拾わない。
  • 使用済マスクをそこらじゅうに置きっぱなしにしておく。しかも口を付けた面を下にして

もはやアンガーマネジメントの6秒ルールなどではどうにもならないほど怒りがこみ上げます。
私は潔癖症のようになってしまったので、誰かと一緒に生活するのはもう無理かもしれない…と思っています。自分と同じようなタイプのプチ潔癖の人とならうまくいくかもしれませんが…。なので、衛生観念が低い母との同居はかなりストレスになっています。

やや潔癖になった原因は一人暮らし!?

離婚して7年ほど実家暮らしをしましたが、気難しい父のご機嫌を伺いながらの生活に疲れ、一人暮らしをしました。
借りた部屋は狭く収納スペースも少なかったのですが、必要なものだけ揃えて、シンプルなデザインの家具や収納グッズで統一して、自分だけの居心地のよい場所になりました。
自炊もして週末多めに料理し作り置きしたりして、約6年間、一人暮らしを満喫していました。

自分のエリア(=部屋全体)をきれいにしておきたいという気持ちが強かったのか、入居時のきれいな状態をなるべくキープしようと思い、バスルームやトイレなども頑張って掃除していました。
そして、いつの間にか、こだわりと言うか…マイルールのようなものができていたのです

  • 直箸したものは食べきる
  • ポテトチップスは素手で食べない、箸で食べる
  • つばや鼻水が手についたら洗う

このマイルールが知らないうちに習慣化して、実家暮らしに戻った今でもやめられず、潔癖症のようになってしまったかなと思っています。
一人暮らしをする前は、実家暮らしのときも結婚しているときも、自分を潔癖だと思ったことはなく潔癖とは無縁だったのですが…。

衛生観念が低い母への対処法・ストレスを減らすために実践していること

  • 日中、自分がいないときも使用中の箸を落としまくっているに違いない!
  • このサラダに鼻水がまじっているに違いない!(鼻水が垂れていることが多いので)

のように、勝手に想像しては腹を立てていた時期もあったのですが、本当に気が休まらないし、母を許せない気持ちでいっぱいになるので、見ていないことはあれこれ想像しない、頑張って我慢するようにしています
でも見てしまうとだめなのです。目撃すると我慢できません

なので、以下のようなことを実践しています。

  1. なるべく自室(自分のエリア)から出ないようにする。
  2. 食事中、母を極力見ないようにする。食事中イライラすることが多いので
  3. 我慢できない行為を目撃したときは、その場で母にお願いする。
    「私は潔癖ぎみなのでその行為はやめてください。それは私がどうしても我慢できない行為なのです。お願いだからやめてください」

    このようにお願いすると母も分かってくれるみたいなのですが、すぐに忘れてしまうので…根気よく言い続けることにしています。また、このように声に出して言うことで私も多少ストレスが発散できていると思います。

まとめ

  • 洗濯したものを触るとき(干す、取り込む、たたむ)は手を洗う。
  • 歯磨き&うがい後、洗面台を掃除する。

など、私のマイルールは他にもいろいろあるのですが… 私のこだわりを母にあまり強要しないようにしようと思ってはいるので、家ではできるだけ自室から出ないようにして、あれこれ目撃して小言を言わないように気をつけたり、我慢できない行為を目撃したときは「やめてください」とお願いするようにして、自分になんとか折り合いをつけています。そして、あれこれ想像しない!
一人暮らしのときのマイルールみたいにこれ以上だめなものを増やさないように、気をつけようと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。本記事が少しでもお役に立ちましたら幸いです。

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